国士舘(東京)が磐城(福島)との接戦を制した。

先発したエース中西健登投手(3年)は、2回に2点を失って先制を許すも、粘りの投球で9回9安打3失点と投げ抜いた。「バックが助けてくれました」と仲間に感謝した。

8回終了後には永田昌弘監督(52)から「もういいだろう」と降板を示唆された。それでも「ここまで行ったら最後まで行きたいなと思って。『行きます』と言いました」と志願。最後の打者を空振り三振で締め、127球の熱投となった。「小さい頃から夢見てた場所。喜びと感謝の気持ちを持って投げました」と笑顔で振り返った。