長田が延長13回のタイブレークで村野工を下し、70年ぶりに近畿大会出場を決めた。1年生右腕の松田宰(つかさ)が1失点完投と大奮闘した。

抜群の制球力だった。最速131キロのストレートを低めに集め、打ち取った。1-1でタイブレークに突入した13回に内藤誠人(まこと)内野手(2年)のスクイズで1点を勝ち越し、その裏2死二、三塁のピンチを松田が遊ゴロに打ち取り、試合を締めくくった。174球の力投を見せた1年生は「近畿大会は大きな目標。絶対に勝つと思った」と振り返った。

毎年東大合格者を出す公立の進学校。練習は2時間程度で、走り込みなどに割く時間はない。下半身を鍛えるために、準備や球拾いなどをダッシュで行っている。近畿大会は1950年秋に出場して以来2度目。勝利が決まった瞬間、永井伸哉監督(48)は目をうるませ「(70年の)重い扉を開けてくれた。松田がよう辛抱して投げてくれた」とねぎらった。【南谷竜則】