高校野球の監督として取手二、常総学院(ともに茨城)で計3度の甲子園大会優勝を果たした木内幸男氏が24日、死去した。89歳だった。

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PL学園監督時代に84年夏、87年夏の2度の決勝で木内氏と対戦した中村順司氏「15歳の年齢差もあり、相手監督というより野球界の大先輩の胸にぶつかる思いで試合をさせていただいた。茨城弁で豪快に笑い、語られるイメージが強いが、雑誌の企画で対談したときは本当に丁寧に接してくださった。個性豊かな選手たちの持ち味を最大限に引き出される指導力は、抜きんでていた。高校野球の歴史をつくられた監督さんだったと思います」