昨年の関東大会を制し、センバツ出場が決定的となっている高崎健康福祉大高崎(群馬)が5日、群馬・高崎市内の同校グラウンドで始動した。冒頭のミーティングで、青柳博文監督は選手たちへ「年末年始にいろいろなスポーツが行われていた。みんなもそれを見て、感じたことがあると思う。それは、野球にも生かせる」と感受性を育むように投げかけた。

全員でグラウンド周辺の掃除を行ってから、サーキットトレーニングや打撃練習などで調整。例年は足を使った「機動破壊」が代名詞だが、今年は打力が武器のチーム。小沢周平主将(2年)は「やっと今季が始まるんだな、という気持ち。最初が肝心だと思うので、今日の練習で1年が決まるくらいの気持ちで臨みました」と話した。

最速146キロの本格派右腕、今仲泰一投手(2年)は、初動負荷トレーニングや、柔軟を念入りに行い、キャッチボールで汗を流した。「春も(センバツ)優勝をとりたいんですけど、夏(甲子園で)全国制覇をしたいと思っています」と力強く話した。