日本高野連は2日、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう政府の緊急事態宣言延長を受けて、小倉好正事務局長(62)が取材対応した。

今月7日の期限が3月7日までとなる。3月19日に第93回選抜高校野球大会を開幕予定で、1月29日に出場32校を決めた。2月23日に組み合わせ抽選が行われる流れだ。小倉事務局長は書面で「引き続き、都道府県連盟と情報を共有しながら、加盟校の部活動の状況把握に努めます」と談話を出した。

甲子園がある兵庫県も宣言の対象区域だが、1月13日の運営委員会で有観客を前提として開催する方向を示していた。「大規模イベントの人数制限についての政府指針を参考に大会運営を行います」と説明し、引き続き、状況の推移を見守りながら、有観客での開催を検討していく。

その他の一問一答は以下の通り。

-緊急事態宣言の延長については、選抜大会の準備の中で想定していたか

小倉氏 あらゆる状況を想定し、準備をしてきました。今後も、さまざまな状況を想定して準備を進めます。

-2月10日の臨時運営委や23日の抽選会など、選抜大会に向けたスケジュールに変更はないか

小倉氏 臨時運営委員会、抽選会の日程に変更はありません。

-緊急事態下で練習試合の解禁日(3月6日)を迎える地域もあるが変更することを想定しているか。地域格差についてはどう考えているか

小倉氏 都道府県連盟加盟校の部活動状況の把握に努め、対応を検討していきます。

-選抜出場が決まっている高校へ、何らかのアナウンスをすることは考えているか

小倉氏 専門医の意見などを参考にしながら感染防止ガイドラインを策定しているところです。準備が整い次第、連絡いたします。

-緊急事態宣言が再延長となり、大会期間に重なった場合も有観客での開催を想定しているか。

小倉氏 大規模イベントの人数制限についての政府指針を参考に大会運営を行います。