中京大中京(愛知)が30日、兵庫・西宮市内で練習し、31日のセンバツ準決勝で戦う明豊(大分)戦に備えた。

約2時間、4カ所でのバントやフリー打撃を行った。高橋源一郎監督(41)は「ここまできて、特別ということはない。いつもの練習をしました。3試合戦ってきて、最初の硬さもとれてきて状態は上がっている」と手応えを口にした。

前日29日の東海大菅生(東京)戦で9回138球完封したエースの畔柳亨丞(くろやなぎ・きょうすけ)投手(3年)は、練習会場に姿を見せなかった。指揮官は「コンディショニングが一番、重要。投球による疲労は蓄積していると思う。何ができるかを考えると一緒に帯同することではない」と説明。31日の先発については「まだ決めていない。明日の朝に決めたい。畔柳のコンディションを見て、先発か後ろなのかを決めたい」と続けた。

明豊は継投策が売りで、打者の目線は狂わされがちになる。主将の原尚輝内野手(3年)は「疲れもそんなにないし、集中して練習に取り組むことができた。バント練習では確実に1球で決めて投手に捕らせることを心掛けた。畔柳がマウンドに上がるとチームが引き締まるが、ここから先は1人の力では勝てない。他の投手もそうだが、勝利に向かって1人1人の役割を果たしていきたい」と気を引き締めた。66年以来、55年ぶりのセンバツ優勝に向けて一丸で戦っていく。

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