東海大相模・石田隼都投手がチーム最多の29回1/3を投げ、無失点のまま優勝投手になった。

センバツの無失点V投手は52年田所善治郎(静岡商)以来、69年ぶり4人目。金属バット採用後(春は75年以降)は初めてになる。金属バット採用後の防御率ゼロも、優勝は83年水野雄仁(池田=失点2、自責点0)しかいない。

過去の無失点V投手は3人とも全4試合完封(投球36回)だった。石田は先発2試合でイニング数は少ないものの、45奪三振、与四死球2は抜群の内容だ。9回換算で三振13・8個、四死球0・6個のペース。石田の量産もあり、石川8個、求3個と合わせたチーム56奪三振は、金属バット後最多だった18年大阪桐蔭の54個(根尾26、柿木19、横川5、森本4)を更新した。【織田健途】