日本文理のエース田中が苦しみながら公式戦初完投勝利を飾った。

佐渡に先制されるなど被安打7で2失点。1回と4回以外は走者を背負ったが「強気の投球を心がけた」という132球だった。雨が降り続く状況は初めてだったが「変化球はたたきつけるつもりで」と対応。冬場の筋トレに加え、練習試合の翌日にも投球練習をするなど投げ込み「スタミナは大丈夫」と手応えがあった。鈴木崇監督(40)は「反省も含め、田中にとっては夏に向けての経験の1つ」。4回戦は昨秋の北信越大会4強の関根学園と対戦。「先頭打者を出してしまう。次は修正する」と気を引き締めた。