門司学園の2年生右腕・森本弘士朗内野手が、先発登板し、5回無安打無失点で初戦突破に貢献した。

遊撃手だが、1年秋から投手を兼務。この日朝、先発を告げられたが落ち着いていた。1回から130キロ台前半の直球を主体にカーブ、スライダー、チェンジアップで翻弄(ほんろう)。許した走者は失策2、振り逃げ1による3人で外野への飛球は中飛1度だけ。71球を投げ四死球0、11奪三振の力投で「気づいたら5回まで(ヒットを)1個も打たれてなくて、ビックリしました」という快投を演じた。

6回からは左翼守備についた。2番手投手が6回に1安打を許し、無安打リレーはならなかったが、好リズムで打線爆発を呼んだ。

運動能力も抜群で「余裕で三重跳びは20回できます。四重跳びは1回飛べます」。天性のバネを武器に躍動した。