春日部共栄が、6回コールドで逆転勝ちをおさめた。本多利治監督(63)は「2年生バッテリーのいい経験になった。よく頑張った。大会に入って、育てていきたい」と話した。

春の県大会でメンバー入りしていた3年生投手がケガで離脱するアクシデントがあり、橋本輝太投手(2年)が先発。初回に連打を許し1点を先制されたが、打線が援護した。

先頭打者の増田凜之介内野手(3年)は、初回に二塁打、2回にも安打を放ち、3回2死三塁で右前適時打を放った。4打数3安打で「先制されたので、なるべく早く点を取りたいと思っていた。1打席目を特に大事にしているので、ヒットが打ててよかった」と振り返った。

168センチながらパワーがあり「ミート力には自信があります。体勢を崩されても、芯に当てられる」と話す。

5回の第4打席は無死一塁で中飛に倒れ「長打を打とうという欲が出て、力んでしまった。チームのための打撃ができなかったことが、反省点です」と課題を挙げた。1年の夏からベンチ入りしており、経験豊富な主将。「もっと回りを気を配って、声をかけていきたい」と話した。