正智深谷は、昌平にリベンジすることができなかった。先制したものの、7回コールド負けを喫した。

昨秋の県大会2回戦で昌平と対戦し、1-12で5回コールド負け。その雪辱を果たそうと取り組んできたが、田中貴晴監督は「秋、昌平に負けてからの10カ月、この日のためにやってきましたが、ダメでしたね。本当に悔しい。選手は、間違いなく強くなった。それは誇りに思いたい」と話した。

5回途中からマウンドに上がった背番号1の島田翔矢投手(3年)も、流れを変えることができなかった。試合後、充血した目で「昌平を倒そうといってここまできて、なんとしても勝ちたかったです」と話した。

球場に着いてから、控室で秋の昌平戦で打たれた本塁打の映像を見返し、悔しさを胸に刻んだ。秋から、チェンジアップとフォークを覚え、球種も増やした。「自分の出せる力は出したので、後悔はありません」と冷静に話した。