大阪大会決勝は、46年ぶりの夏の甲子園出場を目指す興国と春夏連続出場を目指す大阪桐蔭が対戦。先発は興国が田坂祐士投手(3年)、大阪桐蔭は松浦慶斗投手(3年)と両チームともエース左腕の投げ合いとなった。

西谷浩一監督(51)の采配が的中し、大阪桐蔭が3回に先制した。準決勝で9回に起死回生の同点本塁打を放つなど好調の3番・池田陵真外野手(主将=3年)に無死一、二塁から送りバントを命じた。池田が初球で犠打をきっちりと決め1死二、三塁とすると、4番の花田旭外野手(3年)が右中間への適時三塁打を放ち2点を先制。さらに、5番の前田健伸内野手(3年)が3球目に投前スクイズを決めて3点目を奪った。

先発の松浦は5回まで興国打線を1安打4奪三振で無失点。安定した投球で反撃を許していない。