今夏、6大会連続を狙った甲子園出場を逃した花咲徳栄が、新チームで草加東を破った。

2回1死二、三塁、金子翔柾投手(2年)の先制中前適時打で流れをつかみ、この回一挙3得点。3回にも7点を挙げ、突き放した。金子は投げても4回無失点と投打で活躍が光った。投球を振り返り「コントロールがまだまだ。決め球が甘くなってしまうので練習で修正したい」と話した。

今夏、2年生の投手では唯一マウンドに上がった。3回戦の春日部東戦で5回無失点。「自分しか夏は経験していない。自分が抑えて、(新チームを)引っ張っていく気持ちです」とエースとしての自覚を示した。

岩井隆監督(51)は「秋の戦いとしては上々。打線もつなぐ意識が出ていたと思います」と手応えを口にした。ブロック代表となった花咲徳栄は、42校が出場予定の県大会に進出。上位2校が関東大会に出場する。