旭川東の元4番が意地を見せ、5回コールド勝ちに貢献した。6番秋山瑠斗捕手(2年)が初回2死一、三塁から左中間に適時打を放つなど2安打3打点。「最近、調子が良くなかったので、1本打ててほっとしている」と安堵(あんど)した。

昨秋から今夏まで4番に座った。夏の北北海道大会1回戦(釧路北陽戦)は内野安打1本のみで、チームも5-12と大敗。秋から6番で10日の初戦(旭川龍谷戦)は2打数無安打。今秋最初の安打が貴重な適時打となり「4番とはプレッシャーが違う。(初戦は)体が早く開きすぎていたが、修正することができた」と手応えを口にした。

秋山ら夏の主力6人が残り、経験値は高い。「北大会では相手の走塁に苦しめられたので、夏場は、そういうところも力を入れた」。4回2死二塁では相手捕手の一塁送球ミスを突き二塁から生還と、積極的走塁でも貢献。完敗した夏の糧を生かし代表切符を狙う。