花咲徳栄が、5回コールドで2年ぶり14回目の関東大会出場を決めた。決勝進出も2年ぶり14回目。

初回から打線がつながり、打者一巡の猛攻で一気に10点を奪った。先発のエース金子翔柾投手(2年)は丁寧に低めに投げ、5回を被安打3の7奪三振で無失点。圧勝だったが、岩井隆監督は「たまたまですね。新チームの当初から比べればよくなっているけど、まだまだ。全部全然ダメ。もっとよくなるチームです」と期待を込めた。

1回表だけで、30分以上も攻撃が続いた。先頭の山田慎之介内野手(2年)から5連打。初回に9安打で10点を挙げた。試合前、岩井監督から「1番、3番、4番が不調」とゲキを飛ばされ、1番打者の山田は「厳しい言葉をいただいて、特別な思いで打席に向かっていました」と明かした。3打数2安打1四球と結果を残し、チームも関東大会出場を決めた。「自分たちの雰囲気で、自分たちの野球ができました」と話した。

4番に座る前田空内野手(2年)は、関東大会に向けて「レベルが高いと思うけど、チームとして1ランク上げて成長した姿を見せたい。いい結果を出して、センバツに行きたい」と力強く話した。