第2日の2試合目に、3日前の17日に代替出場が決まった近江(滋賀)が登場する。京都国際が新型コロナウイルスの集団感染で出場を辞退。昨夏の甲子園4強校が繰り上がった。

近江は昨秋の近畿大会8強。大阪桐蔭の神宮大会優勝で近畿勢は出場7枠あったが、1月のセンバツ選考では最後の7校目を同じ8強の東洋大姫路(兵庫)と競ったが届かず、補欠1位校に回った。

投打でプロ注目の山田陽翔(はると)主将(3年)は出場決定時に「いたたまれない気持ちの方が強いけど、与えられたチャンスなので頑張りたい」とコメント。最速148キロ右腕で、昨夏甲子園では全5戦に登板、打っても準々決勝のバックスクリーン弾などで4強に導いた。昨秋近畿大会は右肘痛で登板回避したが、今月12日に智弁学園(奈良)との練習試合で復帰。6回を1安打1失点、最速143キロをマークしている。

京都国際は新型コロナウイルス感染を判定する大会前のPCR検査で、計13人の陽性が確認された。14日に大会前PCR検査を受けた31人中の8人が陽性と判定され、2人はその後に発熱。15日に宿舎入りしたが、翌16日のPCR検査で新たに5人が陽性になった。チーム内の集団感染と判断され、17日に同校から出場辞退の申し入れがあった。