広陵(広島)が強打で初戦を突破した。3番の内海優太外野手(3年)が3安打2打点。4番に座る2年生注目スラッガー、真鍋慧内野手も3安打1打点と、打線が爆発した。

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初回に内海の適時二塁打、田上夏衣(かい)外野手(2年)の適時三塁打で2点を先制。その後も勢いは止まらず、2桁17安打で9得点を奪った。中井哲之監督は「こんな試合展開になるとは全く考えていなかった。出来過ぎ。打撃は調子が上がっていたので楽しみだったんですが、ここまで打ってくれるとは。積極的に甘い球をしっかりと捉えてくれたと思います」と選手たちをたたえた。

投げては先発の背番号「1」、森山陽一朗投手(3年)が7回2/3を2安打無失点。「真っすぐで押せていて、相手打者を詰まらせていたのが良かったです。指にかかったボールは良かったです」。最速142キロの速球を内外に投げ分ける投球で、6三振も奪った。「初めての甲子園は楽しめました。その中で、勝てたのは大きいです」と大舞台の初戦で、大きな自信を手にした。