知内が昨年準優勝の札幌日大を下し、97年以来25年ぶりの4強に進出した。

0-1の7回2死一塁で、最速147キロのプロ注目左腕、坂本拓己(3年)が、左中間に逆転2ラン。投げても9回5安打1失点、13奪三振完投と、投打で勝利に導いた。

坂本は「勝ててほっとした。初回に四球を出してしまい、いけないなと思った。野手陣から励まされて、途中から自分の持ち味のストレートを、自信をもって投げられたのが良かった」と振り返った。

25日の準決勝は、春の北海道大会準々決勝で敗れた東海大札幌と対戦する。同じくプロ注目の150キロ左腕、門別啓人(3年)擁する難敵で「春に一度対戦して負けている。1つ1つのプレーを丁寧にやっていきたい」と気を引き締めた。