九州国際大付が、春夏連続の甲子園出場を決めた。決勝で筑陽学園に競り勝ち、3連覇を果たした16年以来6年ぶり8度目の優勝を決めた。

2年生右腕の池田悠舞投手が3安打完封。「打たれることは分かっていたので、監督には3点差まではどんどん打たせていけと言われてました。打たせないようにではなく、変化球を低めに集めて長打を許さないようにしました」。8回に奪った虎の子の1点を守り切った。

今春のセンバツでは8強。準々決勝で浦和学院(埼玉)に3-6で敗れた。元プロの楠城徹監督(71)は「甲子園ではやり残したことがある。のびのびとやっていきたい」と、意気込んだ。

 

◆九州国際大付 1958年(昭33)に八幡大付として創立された私立校。89年から現校名。普通科のみで生徒数1669人(女子763人)。野球部は58年創部で部員62人。甲子園出場は春は3度、夏は8度目。主なOBに阪神二保旭、DeNA高城俊人、広島三好匠、日本ハム清水優心、オリックス富山凌雅ら。北九州市八幡東区枝光5の9の1。西元孝幸校長。