3大会連続22度目の夏の甲子園に挑む高松商(香川)の初戦は大会6日目2試合目、佐久長聖(長野)との対戦に決定した。

高松商主将の浅野翔吾外野手(3年)は「甲子園の常連校だと思うので、簡単に勝てる相手ではないと思っている」と相手の印象を語った。

プロスカウトからの熱視線も浴びる浅野は50メートル5秒9、遠投110メートルの3拍子そろった両打ちスラッガー。県大会準決勝では1番・中堅として初球先頭打者本塁打。決勝でも清原和博氏のPL学園時代の記録に並ぶ高校通算64本目の本塁打を放ち、2試合連続のアーチで38校の頂点に導いた。

「1番なので、1発よりも全打席出塁を目指してやっていきたい」と抱負を語った。

昨年12月にはマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(48)からナインへ直接指導。「全力の中で形を作る」というレジェンドの金言を力にし、夏切符につなげた。

初戦に向けて浅野は「目標はベスト8だが、まずは初戦の佐久長聖を倒すために全力でプレーしたい」。

昨夏の16強を超える8強入りに向け、まずは初戦へ全力を注ぐ。

▽佐久長聖の主将・寺尾拳聖外野手 高松商は浅野選手が中心のチームだと思うので、最少失点に抑え、打線はいかに点を取れるかだと思っています

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