第104回全国高校野球選手権(6日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選が3日、大阪市内で行われた。

初出場の南北海道代表・札幌大谷は第4日(9日)第3試合で二松学舎大付(東東京)と対戦。19年春同様、初陣1勝を狙う。

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初陣の札幌大谷の相手は、3季連続甲子園出場の二松学舎大付に決まった。主将の浜野櫂外野手(3年)が5番目にくじを引いて、7番目にはもう相手が決まった。「たくさん選手がいて緊張したが、こんなに早く決まるのかと。よく名前を聞いたことがある相手。対戦が楽しみ」と冷静に話した。

南大会は左腕の森谷大誠(3年)を、地区から6戦93安打と好調な打線が援護し、勝ち上がった。打率4割2分5厘は出場49チーム中3位。2日に関西入りし、浜野は「南大会のようにチームの雰囲気はいい。試合まで、しっかりみんなでバットを振って、やり残すことなく準備したい。終わったときに、相手より1点多く取れているように」と思い描いた。

2日にはリトルシニア日本選手権に出場している札幌大谷シニアが初戦を突破。弟分の奮闘に同シニア出身の浜野は「初めての甲子園を楽しんで。中学も頑張っている。僕らも負けないように。まずは初戦突破したい」。18年明治神宮大会では初出場初優勝し、19年センバツは甲子園初出場1勝。夏初の聖地でも1勝をつかみ、旋風を起こす。【永野高輔】

札幌大谷・船尾隆広監督(51) (4日目初戦に)日程的に余裕があるのは良かった。相手のことはこれから映像などで研究したい。南大会のように、攻撃を前面に出していきたい。