大会屈指のスラッガー、高松商の浅野翔吾中堅手(3年)が異例の申告故意四球を受けた。

2点を追う7回表1死一、二塁で浅野が打席に入ると、近江ナインが大会ナンバーワン右腕の山田陽翔(3年)を中心にマウンドに集まり、審判に申告故意四球を告げた。一塁が埋まった状態での異例の判断に、甲子園がどよめいた。高松商はその後、打線がつながり、3点を奪って6-5と逆転に成功した。

浅野は3回表には今大会3本目、高校通算67号の同点2ランをライナーでバックスクリーンに放り込み、1、5回の打席も二塁打、左前打と全打席で出塁していた。