メダル獲得へ負けられない日本が、接戦の末、5回降雨コールドでオランダを下し、辛うじて踏みとどまった。

降雨のため、2時間50分遅れで始まった一戦には、過去2回の登板では救援に回っていた大阪桐蔭・川原嗣貴投手(3年)が、今大会初先発。5回3安打無失点無四球6奪三振と、背番号「18」にふさわしい好投で、勝利を呼び込んだ。「チームが2連敗していたので何とか連敗を止めたい気持ちがありました。大事な場面で起用してくれた思いに絶対に応えたいという意識で投げました」。

打線は、わずか1安打と、この日も外国人投手特有の「動く球」に苦しんだ。だが、両軍無得点で迎えた3回。バント安打と四球で無死一、二塁となった場面で、主砲の高松商・浅野翔吾外野手(3年)が「高校では初」という送りバントを決めて、1死二、三塁とチャンスを拡大。2番の九州国際大付・黒田義信外野手(3年)が粘った末、しぶとく二塁ゴロを放ち、三塁走者が生還。待望の先制点を挙げた。

5回終了後には、再び雨脚が強まり、今度は中断。1時間半後、コールド試合となった。

試合後、馬淵史郎監督(66=明徳義塾)は「ヒット1本で勝ったというのは、コールドですけどあまり記憶にないですね」と話す一方で、「今日は川原に尽きますね。よう頑張ってくれました」と、エース格の好投をたたえた。

この結果、スーパーラウンドは通算2勝2敗となり、4位以上が確定。17日(同18日)には、難敵米国と対決する。

◆スーパーラウンド 1次ラウンドA、B各組を勝ち上がった6チームが7イニング制(8回からタイブレーク)で争う。同組勝ち上がりチームとの1次ラウンド対戦成績を持ち越し、別組から進出した3チームと対戦。計5試合分で順位を決める。勝敗が並んだ場合は当該チーム間の(1)直接対決(2)得失点率差(3)得自責点率差(4)チーム打率(5)コイントスの順に決定。上位2チームが決勝へ、3、4位は3位決定戦に進む。