高松商(香川)の浅野翔吾外野手(3年)は巨人が1位で指名し、交渉権を獲得した。

9月28日に12球団一番乗りで1位指名を公表した巨人は、阪神との競合の末、巨人原辰徳が引き当てた。阪神と巨人の一騎打ちでの競合は史上初。「伝統の一戦」は巨人に軍配が上がった。浅野は同校で会見に応じた。

浅野の主な一問一答は以下の通り。

 ◇   ◇   ◇

-実感は

浅野 「公表はしていただいていたけど、少し不安もあった。指名されてうれしく思います」

-今日1日どんな思いで

浅野 「いつも通り過ごしたんですけど、いつもより時間たつのが早かったです。楽しみにしていたので、1位指名されてよかったです」

-夢かなった

浅野 「ずっと目指してたんですけど、1位の選手になれるとは思ってませんでした」

-競合した時の気持ち

浅野 「まさか、阪神タイガースさんにも指名されるとは。びっくりしました。両チーム伝統のあるチーム。どちらに入っても一生懸命にやると思っていました」

-どちらに入りたい、といった思いは

浅野 「それは…なかったです(笑い)」

-イチローさんの言葉や教えは

浅野 「イチローさんに教えてもらった『全力の中で形を作るってこと』は、プロになってもやっていきたい。教えてもらってからいい結果も残せました。感謝を伝えたいです」

-両親には

浅野 「小さい頃から育ててもらった。感謝を伝えたいです。(今日は)姿勢を正して指名待つようにと言われていました」

-巨人で話してみたい選手

浅野 「岡本和真選手にバッティング聞いてみたいです」

-プロでの具体的な目標

浅野 「自分は中距離打者で勝負したい。チャンスつくるような、チャンスメーカーになりたいなと思います」

-以前は岡本と3、4番と

浅野 「昔から伝統のあるチーム。そう簡単にはレギュラーもとれないけど、腐ることなく粘り強くやっていきたい」

-将来は指導者として高松商業に、と

浅野 「理由は、長尾先生に3年間指導していただいて、選手目線で、朝、毎日おにぎり作ってくださって、ほんとにいい監督さんだなと思っていたんで。僕も将来甲子園で優勝できるようなチームを作りたい」

-どんな野球選手に

浅野 「野球ファン全員に愛されるような選手になりたいです」

-プロになってやったみたいこと

浅野 「巨人はズムサタがあるので、ズムサタに出演してみたいです(笑い)」

【ドラフト】巨人が高松商・浅野翔吾との交渉権獲得 史上初阪神との一騎打ち制す/速報中>>