プロ注目右腕に甲子園切符が届いた。昨秋の関東大会で準優勝した専大松戸(千葉)が順当に選出され、2年ぶり2度目のセンバツ出場を決めた。

大黒柱はエースの平野大地投手(2年)。身長182センチ、体重86キロの恵まれた体から最速151キロの直球を投じる。昨秋は公式戦5試合に登板し、32回1/3を投げて31奪三振。防御率1・95で関東準Vの原動力になった。「出場が決まって、『やってやるぞ』という気持ち。センバツ最速を狙いたい」と意気込んだ。

昨秋は左の肋骨(ろっこつ)を痛めていたこともあり、関東大会ではリリーフに専念。ケガから回復したこともあり、持丸修一監督(74)は「今は、先発でいかせようと考えています」と、先発マウンド復帰を明言した。

センバツ初出場となった前回21年は、中京大中京(愛知)に0-2で初戦敗退。今大会では、センバツ初得点と初勝利に挑む。持丸監督は「僕は甲子園で2回勝ったことがない。ぜひ、2試合勝ちたいとは思っています」と、自身初の1大会2勝をエースに託した。

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