第95回記念選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)に、常葉大菊川が出場します。2013年以来10年ぶり5度目となる春の大舞台に挑むチームを紹介する連載「いざ10年ぶり春の陣へ」をお届けします。

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橋本真弥外野手(3年)が、背番号「18」でメンバー入りしたセンバツで快音を狙っている。自主練習では「センターへ強い打球」を意識しながら、1日600球以上バットを振り込んできた。5日の星槎国際湘南、13日の相模原弥栄(ともに神奈川)との練習試合では、いずれも中前安打を記録するなどその成果を披露。「感覚は悪くない。とにかく試合に出て、勝利に貢献する一打を打ちたい」と目を輝かせる。

昨年の秋季大会は6試合に出場。西部地区静岡県代表決定戦・浜松工戦(7○3)では、代打から右中間二塁打を放った。「ベンチで研究して、決め球の変化球をしっかり狙って打てた」と目前に迫った大舞台に向けて良いイメージも残る。「甲子園でも、いつ出番が来ても結果を残せるように準備をしっかりしていきたい」と橋本。強い気持ちで「代打・橋本」のコールを待つ。【前田和哉】

◆橋本真弥(はしもと・まひろ)2005年(平17)6月9日、菊川市生まれ。小2から小笠北ビクトリーで野球を始め、中学時代は菊川ボーイズ所属。右投げ右打ち。家族は祖父母、両親、兄。178センチ、75キロ。血液型A。