「甲子園塾」の“師弟対決”を弟子の英明・香川純平監督(37)が制して、センバツ初勝利をつかんだ。

昨年11月に若手指導者育成のために2泊3日で開催された「甲子園塾」。智弁和歌山の中谷仁監督(43)は特別講師として指導した。若手指導者の1人として受講したのが英明の香川監督だった。

香川監督は当時を振り返りながら、「本当に細かく、『ほんま、こんなこと質問するの失礼かな』ということも、ああいう機会だったので、真摯(しんし)に答えてくれて、本当に勉強になった。結果がどうなるかは分からないけど、教えてもらったことは出そうと思って試合に臨んだので、こういう結果になってうれしいですし、中谷監督に感謝です」と師匠に感謝を述べた。

香川監督は甲子園初采配。「どういうところで、どういう準備をして、選手の心理状態とか。風のこととか、いろいろ教えてくれました」と当時、中谷監督から甲子園についてレクチャーを受けていたことを明かした。

甲子園での師弟対決は弟子の香川監督率いる英明が師匠の中谷監督率いる智弁和歌山を破った。英明にとってはセンバツ初勝利で、香川監督も甲子園初采配で勝利。師匠に恩返しの1勝となった。

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