東海大菅生(東京)が沖縄尚学を1-0で破り2年ぶりの8強入りを決めた。身長190センチ、体重105キロの巨漢エース、日当直喜投手(3年)が6安打完封した。

初戦は1イニングのみの登板でこの試合が初先発。4回まで1安打無失点の好投。5回、無死満塁のピンチを招いたが三振と三ゴロ併殺打で無失点。6回も相手のスクイズ失敗、7回は外野手の好返球で得点を阻止。8、9回も得点圏に走者を背負ったが踏ん張り、1点を守りきった。

打線は4回、5番新井瑛喜内野手(3年)の犠飛で1点を奪った。

東海大菅生は明日29日の準々決勝で大阪桐蔭と対戦する。

沖縄尚学は後半、再三の好機を生かせず9年ぶりの8強入りを逃した。

東海大菅生の上田崇監督は「ずっとずっと苦しい展開でよく日当が投げてくれた。(5回以降は毎回のピンチ)この場からいなくなりたいなっていうくらい心臓がバクバクしていたんですけど、何とか、運もあったのかなあと。あれだけエラーして、ミスもあって抑えたっていうのは、この子たち、何かしらあるのかな。それに尽きると思います」と話した。