センバツ優勝の山梨学院（山梨2位）が帝京（東京1位）に破れた。

前日に続き連投となったエース、林謙吾投手（3年）が先発するも、制球が定まらず8回を投げ11安打3四球で8失点。再三の逆転にも、リードを守り切ることができなかった。林は「今日はフォアボールとか、いらないランナーを出してしまった。暑さが原因じゃないと思います。フォームが安定しなかったりとか…」と、肩を落とした。

吉田洸二監督（54）は「林が点数を取られたが、これは正直、考えられること。センバツではなかったがこれからはこういうことがある。野手にはセンバツのようにスイスイとは抑えてくれないよと言った」と、夏の大会を想定。打者陣へさらなる成長を期待した。

夏への課題を聞かれた林は「少し考えたい」と、声を振り絞った。センバツに春の県大会、そして関東大会と走り続けた春。もう1度、足元を見つめ直し、たくましく成長した姿で、夏の県大会を迎えるつもりだ。