高校最多の通算129本塁打を誇る花巻東・佐々木麟太郎内野手(3年)が、1年春のレギュラー定着以降で初めて公式戦を欠場した。春季岩手大会2回戦・水沢戦は背中の痛みの影響で自身初のベンチスタート。チームはチャンスをつくりながらもあと1本が出ずに苦戦し、6回まで両軍無得点の投手戦が続いた。7回に3点を先制して勝利を収めたが、主砲が抜けた穴は大きかった。

花巻東のリーダー格として積極的な声かけで仲間を鼓舞し続けた。佐々木麟は「守備からいくぞ」などとベンチ最前列から大声を張り上げ、守備位置の指示や打席に向かう選手にアドバイスを送るなど今できることを徹底。終盤まで無得点が続いたこともあり、レガーズや肘当てを装着して出番に備えたが、出場せずに試合終了を迎えた。

佐々木洋監督(47)は佐々木麟の欠場について「背中に痛みを訴えて」と明かした。一時期は「呼吸的なところもちょっと難しい感じだった」という。現在は184センチ、115キロの体格だが、まだ成長が止まっておらず、骨の異常も疑って何度も精密検査をしたが「骨には異常がなかった」と話した。

24日の準々決勝は盛岡誠桜と対戦する。佐々木監督は「何とか頑張ってチームが勝ち上がり、(佐々木麟が)準決勝、決勝までに出てこられればいいかなと思う。夏のことを考えながら起用したい」と次戦の欠場も示唆した。

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