日本高野連と朝日新聞社は12日、今夏の甲子園で代表校のプラカードなどを持って入場行進を先導する「式典誘導係」について、男子の生徒の応募も認めることを発表した。

49年から市西宮(兵庫)の女子生徒が担ってきたが「時代性をふまえ主催者と同校が協議した結果、応募は性別を問わず可能とすることとした」と説明した。毎年、同校内では女子生徒を対象に募集。希望者の中から校内で選考してきた。応募があった上で、選ばれれば男子生徒による初の先導役が実現する。

第105回全国高校野球選手権大会の開会式は8月6日に行われる。同校の油井光伸校長は「長きにわたる伝統は大切にしたいという気持ちもありますが、時代性をふまえ、今回の形とすることにいたしました。これからも社会の変化を反映した新しい大会をともに作り上げる一助となるよう、協力していきたい」とコメントした。