南北海道で駒大苫小牧が北照との強豪対決を4-1で制し、4年ぶりの南大会初戦突破で8強入りを決めた。
ゲームセットの瞬間、選手たちは喜びを爆発させかみしめるように校歌を歌った。佐々木孝介監督(36)は「よかったです。よく頑張ってくれた」と短い言葉で選手をたたえた。
先発のエース右腕大森幌投手(3年)が試合をつくった。1点を先制した直後の2回に同点適時打を打たれたが、そこから粘った。6回以降は走者を出しながらもダブルプレーで打ち取るなど打者3人で抑え、北照打線に得点を許さなかった。「序盤は気持ちが高ぶって、浮いている部分があったのでそこを落として。中盤から修正できた」。佐々木監督は「終盤になるにつれて落ち着いてきた。粘ってくれた」と目を細めた。
打線は10安打を放った。チームメートのケガの影響で今大会ベンチ入りした背番号19の左打者8番藤田大和三塁手(2年)が3安打2打点の活躍。「絶対につなげるという気持ちで臨みました」と、4回2死二塁では決勝の左前適時打を放つなど起用に応えた。
04、05年に全国制覇を果たすなど、5年連続で甲子園に出場したこともあったが、近年は南大会初戦敗退が続いていた。07年以来16年ぶりの聖地へあと3勝。佐々木監督は「今日の喜びは今日まで。次に向けて、次があるので」と気を引き締める。大森は「1個ずつ落ち着いて、1球1球、1つのアウトをしっかり取っていきたい」と足元を見つめ、前に進む。【山崎純一】

