実践学園(東東京)が、第3シードの東京成徳大高に逆転勝利し、16強入りを果たした。1-2で迎えた8回1死二、三塁、カウント2-0から代打の代打で、切り札の近藤岳内野手(3年)が打席へ。フルカウントから直球を中前へはじき返した。「チームの期待に応えようと思った。ヒットが打ててよかった。代打の代打で行ったのは初めてです」と笑った。

授業の学びが、グラウンドにつながっている。スタンドには、学校のスポーツ・サイエンスコースでともに学ぶサッカー部のメンバーが駆けつけた。同コースには「スポーツ科学」の授業があり、各自がテーマを決めて学び、スライドにまとめて発表する。工藤大和主将(3年)は、陸上・短距離選手の足の運びを研究。頭で動きを理解したことで「自分は足が遅い方で、50メートル6秒8とか6秒9くらいだと思っていた」が、体育の授業で計測したところ6秒3。学んだことをいかし「変化球の回転数とか、自分でまとめることで勉強になる」と言う。

この夏の目標「シード校を倒す」を見事に実践。工藤は「1つ勝ち切れたので、勢いに乗って勝っていきたい」と笑顔で話した。【保坂恭子】