日大豊山の最速145キロ右腕、井上雅也投手(3年)が、延長10回タイブレークの末に勝利を決めた。
10回を被安打6の3奪三振、1失点、117球で完投。打っては、延長10回2死満塁で2点適時二塁打を決めた。「10回は疲れがあったけど、気持ちでいった。楽しめました」。福島直也監督(37)は「最高の舞台だから思い切り投げてこいと伝えた。今までやってきたことが出ました」と話した。
ひと冬を越えて急成長した。昨秋までは最速130キロ前半だったが、フォームを修正。リリースポイントは一般的に前にすることで打者が打ちづらくなるとされるが、井上雅は「頭の後ろでリリースをする感覚」。上体が前に突っ込まなくなり、直球の回転数も約2000から2200にアップして球速も上がった。頼もしいエースは「次も自分たちの野球をしたい」と話した。
○…競泳で昨年の高校総体3冠の日大豊山の光永翔音(しょうおん)内野手(3年)は、守備で勝利に貢献した。7回2死一、二塁のピンチで強烈な打球を好捕。打撃では、9回2死二塁のチャンスで三振。「決めきれなくて(井上)雅也に申し訳ない」。競泳は、高校総体の予選を兼ねた関東大会中。22日に昨年の高校総体で優勝した100メートルバタフライがあり「出るかもしれませんが、まだ分からないです」と話した。

