春夏通じて甲子園初出場の鳥栖工(佐賀)が、今大会最長となる延長12回タイブレークをサヨナラ勝ちで制して、初勝利を挙げた。4番松延晶音(あぎと)捕手(3年)と弟響投手(1年)の“仮面ライダー兄弟”が甲子園に見参。晶音はエース右腕、古沢蓮投手(3年)と弟響(ひびき)を好リード。響も自己最速を2キロ更新する144キロの速球を武器に、7回5安打1失点で初戦突破に貢献した。

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◆主な兄弟バッテリー 元阪神の藤川球児が高知商2年の97年夏、兄の順一捕手(3年)と組み1勝1敗だった。他には27年桐生中の阿部精一投手(弟)-一郎捕手(兄)や、双子では72年北見工の古池憲宝投手(弟)-静宝捕手(兄)、98年岐阜三田の野々村勉投手(兄)-康捕手(弟)、02年光泉の馬場敬介投手(兄)-陽介捕手(弟)の例がある。

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