阪神園芸が「再登場の神整備」で試合再開に奮闘した。

1-1の8回表1死一、二塁、クラーク・吉田暁登内野手(3年)のカウント3-2で、突然の降雨により試合が中断。雨脚が弱まった午後4時20分、スタッフがグラウンドに姿を現すと球場から拍手。外野席では「阪神園芸がんばれ!」とエールが送られた。

マウンドとホームベース付近のシートが撤去された同23分、グラウンドに土を入れ始め、白線が引かれるなど試合再開に向かっていたが、同35分から再び雨脚が強まり、マウンドとホームベースにシートが置かれた。

それでも、やまない雨はない。午後5時9分、スタッフが「再登場」すると、2度目の整備がスタート。前回よりも一、二塁間、三遊間などに水たまりが増えたが、スポンジで水を吸収し、土が入れられた。

中断開始の午後4時1分から1時間34分後の同5時35分にプレーが再開。球場全体から大きな拍手が起こった。

 

午後4時1分 降雨により中断

午後4時20分 約20人の阪神園芸スタッフが1度目の整備を開始

午後4時35分 再び雨脚が強まり、マウンドとホームベースにシートを置く

午後5時9分 約30人の阪神園芸スタッフが2度目の整備を再開

午後5時35分 試合再開