高校通算140本塁打を誇るプロ注目スラッガー、佐々木麟太郎内野手(3年)を擁する花巻東(岩手)が、約4時間に及ぶ死闘を制した。試合時間は2時間22分ながら、大雨の影響で試合が1時間34分中断。試合再開後の8回、主将の千葉柚樹内野手(3年)が決勝打を放ち、クラーク(北北海道)に2-1で競り勝った。

     ◇     ◇     ◇

◆甲子園の長い中断 1時間34分の中断は夏の大会で6番目に長かった。過去最長は12年新潟明訓-明徳義塾戦の2時間18分。明徳義塾の2番手で投げた1年生の岸潤一郎(現西武)が中断後も続投し、5回2/3を無安打を完封リレーを決めた。75年には優勝した習志野のエース小川淳司(前ヤクルト監督)が、準決勝の広島商戦で1時間47分の中断後に3試合連続完封をマークした。