高校通算140本塁打を誇る花巻東(岩手)のプロ注目スラッガー、佐々木麟太郎内野手(3年)の夏が終わった。

準々決勝で仙台育英(宮城)に4-9で敗戦。「3番一塁」でスタメン出場した佐々木麟は、第1打席は投ゴロ、第2打席は空振り三振、第3打席は四球、第4打席は見逃し三振、第5打席は二ゴロで最後の打者となるなど4打数ノーヒット。今大会は4試合に出場し、16打数6安打2打点という成績だった。

ヘッドスライディングも実らなかった。0-9で迎えた9回、仙台育英4番手田中優飛投手(3年)にそれまで2安打に抑えられていた打線が襲いかかり、5安打を集中。4点を返し、9回2死一、二塁の場面で佐々木麟に打席が回ってきた。5球目のストレートを強振。二塁へのヒット性の当たりを好捕され、間一髪アウト。無念にも最後の打者となった。

佐々木麟は試合後、涙ながらに取材に応じ、今後の進路について「まだ全く考えていない。全然どう歩んでいくか決めていない。今後のことは岩手に戻ってから決めたい。現段階では何も言えない」と明言を避け、「甲子園で恵まれた中プレーでき誇りに思う」と振り返った。

今夏は岩手大会を含めてノーアーチに終わったが、3回戦の智弁学園(奈良)戦では6回に強烈なセンター返しを放つなどシュアな打撃を披露。高校野球ファンに大きなインパクトを残して甲子園を去った。