「慶応のプリンス」丸田湊斗外野手(3年)が放った史上初の「夏の決勝先頭打者弾」が107年ぶりの優勝V弾となった。
「1番中堅」で先発し、開始1分だった。カウント2-2から、引っ張った打球はライト側への追い風を味方に付け右翼席へ吸い込まれた。慶応の三塁側アルプスからは球場が揺れるくらいの大歓声が起こった。
今大会先頭打者アーチは初めて。夏の甲子園では通算36本目の先頭打者本塁打となったが、決勝戦では史上初だった。
プリンスの躍動は止まらない。2点リードの2回1死二塁、右前適時打を放った。
決勝戦は5打数2安打2打点1本塁打の活躍で、大会打率は4割2分9厘。U18W杯の日本代表にも選出されたトップバッターが慶応の歴史を塗り替えた。