U18W杯(31日開幕、台湾)で初優勝を目指すU18日本代表の国内合宿が24日、都内近郊でスタートした。

投打の“二刀流”で期待がかかるプロ注目の山形中央・武田陸玖(りく)投手(3年)は、さっそくブルペンに入った。NPB5球団のスカウトが熱視線を送る前で、直球のみ20球を投じた。

ノックでは一塁に入り、フリー打撃では木製バットで快音を響かせた。「選んでもらって、うれしいです。チームのために、何でもやるという気持ちです」と話した。

4月に行われた候補強化合宿では、馬淵史郎監督(67)から「投手で素晴らしいし、打者としたら一級品」と高評価された。野手としては外野手と一塁も守れるユーティリティー性も持ち味だ。チームのミーティングで、初めて日の丸を背負うことになった武田は「日本の勝利のために、最後の最後まで全力で戦います」と宣言。「すごい責任を感じます。やらなきゃいけないです」と引き締まった表情だった。