桐光学園が延長10回タイブレークの末、2季連続の8強へ駒を進めた。

来秋ドラフトでプロ注目の森駿太内野手(2年)はプレーボール直後の1球目。右翼ポール際への特大ファウルを打つと、3球目に右翼席へ先頭打者弾を放った。「ライトへの風が吹いていた中で、切れなかったのが良かった」と“打ち直し”で高校通算25本塁打をマークした。

試合はシーソーゲームで延長戦までもつれ込み、決着がついたのは延長10回のタイブレークだった。

1死満塁から5番綾部壮一郎外野手(2年)の犠飛で勝ち越しに成功。3時間4分に及ぶ熱戦を制した野呂雅之監督(62)は「タイブレークほど嫌なものはないね。慣れないね」と苦笑いも「次も楽しみにしておいてください」と次戦に向けて意気込んだ。