昌平が南稜を5回コールドで下し、3回戦進出を決めた。今夏まで2度にわたり計11年監督を務めた黒坂洋介氏(48)が、13日付で退任。退任理由を学校側は調査中としている。23日の秋季県大会からは、今夏まで部長を務めていた岩崎優一氏(30)が正式に監督を務める。

試合は昌平が1回1死二塁から4番桜井ユウヤ内野手(1年)の左前適時打で先制。3点リードの4回には大槻真広外野手(2年)に右翼席に飛び込む2点本塁打で突き放し、4回まで12安打13得点の猛攻を見せた。

守りでは先発した左腕の古賀直己投手(2年)と鈴木耀斗投手(2年)ら3人のリレーで南稜打線を1安打に封じ、二塁を踏ませなかった。

岩崎監督は昌平のOB。独協大を経て三菱重工名古屋で5年間プレーした後に昌平のコーチに就任し、部長も務めた。6日からの秋季大会の予選では監督代理としてベンチ入り。黒坂氏の退任報道の後、正式に監督に就任した。監督としての初陣を飾り「1戦1戦なので、先を見ることなく次の試合に向けて最善の準備を積み重ねたい」と前を向いた。【黒須亮】