大阪桐蔭が接戦を制して8強に進出した。初回に徳丸快晴外野手(2年)の犠飛で先制。2-2の9回に境亮陽(2年)の中犠飛でサヨナラ勝ちした。

徳丸は守備でも「異彩」を放った。公式戦で初めて三塁で先発。三ゴロをスムーズに「右手」で一塁送球した。めずらしい両投げ。前チームでは「左」で外野を守っていたが、新チームからは二塁、三塁にも挑戦中。守備機会は1度だけで「もっと飛んできてほしかった」と貪欲だった。

西谷浩一監督(54)も「いろいろなパターンを考えている。両投げを生かして、ですね」と期待した。

幼少期から両方で投げられ、利き腕が自分でも分からない。大阪柴島ボーイズではマウンドに上がれば左、内野時は右と使い分けていた。高校では左をメインにしていたが、内野を守る機会が増え「右」の使用率もアップ。ただ、右は疲れがたまりやすく、この日もテーピングを巻いてのプレーだった。

ちなみに遠投は左で100メートル、右は90メートル弱だが、制球は「右」に自信があるという。

旧チームから3番を務めてきた屈指の巧打者。副主将としてチームを引っ張る立場になった。「夏は大阪の決勝で負けてしまったけど長い時間、練習をできた。練習試合もたくさん積めて、その中で今日みたいに負けそうな展開の試合もあった。それが生きたと思います」と接戦を勝ち切った手応えも口にした。