桐光学園は鎌倉学園に勝利し、4年ぶりの秋季関東大会を決めた。

エースが投打で活躍した。準々決勝で慶応を完封した先発の法橋瑛良(あきら)投手(2年)はこの日も、テンポ良く打たせて取る投球で9回10安打1失点で完投勝利。「ヒットは結構打たれたけど1点で抑えられたのが良かった。ピンチの場面でも三振を狙わずに冷静にゴロを打たせる意識で投げられた」と振り返った。

バットでも結果を残した。8番ながら長打2本を含む3安打とチームに流れを引き寄せた。「バッティングは自信があるわけじゃないんですけど、チームのためにできることはフルスイング。甘くきたまっすぐはホームランを打つ気持ちで打っている」と、強気なバッティングが結果につながった。

決勝戦は横浜と戦う。「今年のチームの目標は関東大会で優勝して神宮大会に出ることなので、やっとスタートラインに立てた。明日もいつ投げることになってもいいように、心と体を準備したい」。12年夏以来の甲子園へ、突き進む。