光南(福島2位)が、一関学院(岩手1位)との前日16日からの継続試合に0-3で敗れ、11年ぶりの初戦突破はならなかった。試合は0-1の8回裏、一関学院の攻撃から再開。福島県勢3校の中で唯一の公立高である光南は、「公立の意地」をテーマに掲げ、今大会に臨んでいた。

前日から一関学院先発・小山礼莉投手(2年)の好投を前に打線は沈黙。無失点で9回の攻撃につなげたい光南だったが、2点を許し0-3とさらにリードを広げられた。残された攻撃は9回のみ。2死一塁で眞岡燎人外野手(1年)が二塁打。2死二、三塁のチャンスをつくったが、続く瀧浪楓太外野手(2年)が三振に倒れた。

長い冬を乗り越え、一回りも二回りも成長する。須藤颯歩主将(2年)は「苦しい試合の中で最後まで粘り強く戦えたので悔いはない」と振り返り、「今年の代は力がないチーム。それでも力がないなりにやっていくしかないし、この経験を機にチームが変わらなければいけない。泥臭く、地に足をつけたチームにしていきたい」と意気込んだ。

センバツ目指し東北大会 学法石川 日大山形、青森山田、一関学院が8強/詳細