春夏通じて甲子園初出場を目指した昌平(埼玉2位)だったが、延長11回に失策から勝ち越し点を許して惜敗した。
初回に1点を先制された直後。1年生で4番に座る桜井ユウヤ内野手が、初球高めに浮いたインコースの直球を振り抜き、左越えの適時二塁打。すぐさま同点に追いついた。夏は下位打線を打っていたが「バッティングが好きなので4番はやりやすい」と主軸として役割を果たした。
2回以降は両軍0を並べるロースコアゲーム。先発古賀直己投手(2年)は、立ち上がりから苦しみながらも3回まで1失点。4回1死二塁で四球を与えたところで、2番手石井晴翔投手(2年)がマウンドに上がり、遊ゴロ併殺でしのいだ。
延長タイブレークの10回は、無死一、二塁からバント処理を猛チャージして三塁封殺。続く代打高橋を二ゴロ併殺であっという間にチェンジとなったが、裏の攻撃で1死二、三塁の好機をつくるも得点を奪えなかった。
好機を逃した直後の11回表。2死一、二塁から三塁ゴロを桜井が一塁へ悪送球。その間に二塁走者が本塁に生還し、思わぬ形の決勝点となった。初回に適時打を放つも11回に失策を犯した桜井は「ファーストにちゃんと低め低めにショートバウンドいくよって動作や一声あればよかった」と反省した。
岩崎優一監督(30)は失策した選手を責めることなく「10回1死三塁からの攻撃は夏からずっと取り組んできた。ああいう場面で結果を出すのはとても難しい。結果を出すための練習の質、精度を求めて、私も一緒になって成長したい」と誓った。

