青森山田(青森1位)が八戸学院光星(青森2位)との青森対決を3-0で制し、8年ぶり2度目となる秋の東北王者に輝いた。先発の桜田朔投手(2年)がノーヒットノーランを達成。1回表を三ゴロ、空振り三振、右飛とわずか7球で3者凡退。最高の立ち上がりを見せると、その裏1死一、二塁のチャンスに原田純希内野手(あつき、2年)の右適時二塁打で2点を先制。打線の援護を受けた桜田は、2回以降も相手打線に的を絞らせず、4回以降は6イニング連続で3者凡退と完璧な内容。自身初のノーノーに桜田は「意識はしないようにしていました。(ノーノーを)達成できたのは良かったのかな…」。5、6回から脳裏にちらつく偉業を、気にしないようにしながら107球。相手打線を圧倒しての優勝には「すごくうれしかったですし、『みんなで優勝したい』と常に言っていたので、達成できて良かったです」と喜んだ。

来春のセンバツは東北の「一般選考枠」が3校。東北の強豪が集う東北大会決勝でノーノー優勝を成し遂げた青森山田のセンバツ出場は、ほぼ確実だ。