大阪桐蔭(近畿・大阪)がコールド負け寸前の完敗で初戦敗退した。史上初の3連覇はならなかった。
6点を追う8回、主砲のラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(2年)が意地を見せた。高めを強振して逆方向に痛烈なライナーを放った。打球は失速することなく、右翼席に低い弾道で飛び込んだ。高校通算28号の2ランで、圧倒的なパワーを見せつけた。
「振り遅れた感じはしたんですけど、しっかりスイングできていたのでいい感じで飛んでくれました。しっかりとらえたので、あそこまで飛んでくれたのかなと思います」
4回に左中間にもう少しで柵越えの三塁打。6回は左翼線に痛烈な適時二塁打。あと単打1本が出ればサイクルヒットという暴れっぷりだったが、打線全体のつながりがなかった。