神奈川高野連主催の少年野球教室が4日、横須賀市内で行われた。

講師役として、昨夏甲子園で優勝した慶応・丸田湊斗外野手、延末藍太内野手、八木陽内野手、渡辺千之亮外野手(いずれも3年)が登場し、子どもたちと交流した。

甲子園で注目されたゴーグル姿の延末も、子どもたちに囲まれた。「自分が野球始めた時のことを思い出しますし、純粋に野球に取り組んでいる姿勢をこちらも学べる機会でもあるので。楽しいですね」と率直な思いが言葉になった。

もうすぐ高校を巣立ち、慶大に進む。「野球の経験や甲子園で味わったことも多いんですけど、慶応義塾高校野球部は練習や試合だけでなくいろいろな機会を与えてくださって。すごく濃い高校3年間だったと思います」と感謝の思いを胸に、今を過ごす。

「将来の夢は、周りの人を幸せにすること…じゃなくて、周りの人を幸せにするくらい、お金を稼ぐことです」

全国の頂点に立った若者の、次なる野望。日々学び、1歩ずつ近づいていく。【金子真仁】