第96回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)に出場する日本航空石川の最速141キロ左腕、猶明光絆(ゆうめい・こうき)投手(2年)が8回4安打1失点、13奪三振と快投した。
11日に大阪・四條畷市内のグラウンドで行われた太成学院大高(大阪)との練習試合に先発。切れ味鋭い直球を中心にスライダー、チェンジアップを低めに集め、三振の山を築いた。左のエースは「一回り目は球が浮いてたんですが、その後は低めに強い球を投げることができました」。
富山・氷見市出身で、1月の能登半島地震が起きた際には同高岡市の祖母の家に帰省していた。これまで「野球ができて当たり前と思っていた」といい、「輪島高校とか、能登の人とかは野球ができていない。今、野球ができていることには感謝しかないです」。初戦の相手は常総学院(茨城)に決まり、「4番の武田くんとか体が大きい選手が多いですけど、ビビらずにどんどん内角とか真っすぐで勝負していけたら」と目をギラつかせた。
○…太成学院大高が、日本航空石川に炊き出しで豚汁を振る舞った。ダブルヘッダーで行われた練習試合の1試合目終了後の午後1時ごろに、同校の保護者らが作った豚汁を監督、コーチ、選手ら関係者35人に提供。石川県出身の木田洋介コーチ(44)が「何か力になれないかと思って」と今回の炊き出しが実施された。日本航空石川の中村隆監督(39)は「本当にありがたいです。寒いので温まりますし。子どもらもそういう気持ちを受けて喜んでると思います」と感謝した。

